2024年1月に
全日制高校から通信制高校に転入した息子。
息子が通信制高校へ通うようになってから、
1年3か月経ちました。
全日制高校と違って、
毎日決まった時間に通学しなくて良い、
通信制高校は息子には合っていたようです。
今回は
通信制高校へ転入した息子の様子と
息子を傍で見てきた、
私の思いや気持ちを書こうと思います。
私の思いや気持ちも書いたので、
かなりの長文になりましたが
お時間ありましたら最後まで読んでください。
2024年1月通信制高校へ転入

2023年の4月に入学した高校に、
1年生の2学期いっぱいまで通い、
(通いとは言えないか。在籍していたかな。)
2024年1月
1年生の3学期始めに、
通信制高校へ転入しました。
毎日決められた時間までに
登校しなければいけない
とか、
時間割通りの授業を受けなければならない
とか、
定期的に頭髪、服装検査がある
などの縛りが無いので、
通信制高校へ転入してからの息子は、
ピリピリ感が無くなったというか、
リラックスしている感じがしました。
転入初日に、1年生の3学期で
単位をどれだけ取得するかを
三者面談で決めました。
三者面談ということで、
私も一緒に話を聞いていたのですが、
先生と息子が話している内容の
半分も理解できず置物状態でした。
置物状態の私の隣で息子は、
先生にわからないことを質問し、
気になることを言葉にして伝えていました。
1時間ほど話し合って、
1年生の3学期は残り約3か月で、
ちょっときつめのスケジュールにはなるけれど、
頑張って25単位取得するのに決めました。
三者面談で先生と話す息子の姿を見て、
ホッとしたというか、安心しました。
学校へ行かなくなり、
好きだったサッカーをしにいくこともなく。
友達とも会わない・・・電話で話すことはたまに。
突然、
「ちょっとランニングしてくる。」と
夜の21時ごろに1人で出掛けたりして、
自室にこもって出てこない、完全な?
引きこもりだったわけではないけれど、
家族以外と会話したり交流する姿を、
しばらく見ていなかったので、
先生と話す息子の姿を見て、
ホッとしたというか安心したのかもしれません。
まあ、ほとんどの友達が、
全日制高校へ通う普通の高校生だし、
平日は学校へ行っているし、
部活動をしている子も多いから、
会うタイミングが合わなかったんだろうと、
今だったらわかるんですけどね。
息子が家に1人でいる姿や、
1人でふらりと出掛ける姿を見て、
何に対してかはわからないけれど、
「大丈夫かな?大丈夫だよね?」と、
私が勝手に不安に思っていたんでしょうね。
2024年4月2年生に進級
三者面談のあと1週間くらいで、
自宅に教科書が届き、
息子の3学期がスタートしました。
平均週4日学校へ行き、
3時間ほどレポートをし、
学校へ行かない日は、
自宅でレポートをしていました。
3か月弱で25単位取得という、
ちょっとハードなスケジュールでしたが、
レポートが終わったら、
試験やスクーリングを受け、
3月の下旬には、
無事に25単位取得できました。
25単位取得後すぐに、
2回目の三者面談がありました。
三者面談では、
・2年生で取得する単位数
・高校卒業後の進路
この2点を話し合いました。
単位をいくつ取得するか、
どの教科の単位にするかなど、
単位取得の話は割と積極的だった息子ですが、
進路の話になると、
途端に無口になってしまい、
先生も私も困惑しました。
無口になった息子に、
先生がいろいろな話をするけれど、
息子の反応はいまいち。
無反応ではないけれど、
あきらかに単位の話のときと
態度も違い口数も少ないので、
「まあ、まだ先の話ですが、
進学するか就職するかで、
準備しなければならないこともあるので、
夏休み前に三者面談するのでそれまでに、
ざっくりとで良いから考えておいて。」
先生はそう言うと、
三者面談を終わらせてくれました。
帰りの車の中で息子に、
「なんで進路の話になったら
急に無口になったの?」と聞いたら、
「2年生になったばかりなのに、
高校を卒業したらどうする?
なんて聞かれると思ってなかった。」
「ざっくりと考えておいてとか言われてもな~」
そう言った後
車の中でも無言になりました。
そうだよね~。ついこの間まで、
高校を辞める辞めない、とか、
転入する?編入する?って話をしていて、
転入することを決めて、
三者面談して25単位取って、
2年生に進級したばかりなのに、
「高校卒業したらどうする?」
なんて聞かれても、
すぐに答えるなんて無理だよね。
私は高校に入学する前から、
高校を卒業したら就職する!
って思っていて、
大学や短大、専門学校に
進学するなんて考えは微塵もなかったので、
高校在学中の三者面談では、
どんな職種が希望なのかと、
興味のある会社はあるのか、
毎回この2点ばかり聞かれていました。
就職する!って考えははっきりしていたけど、
どこに?は決まってなくて、
就職先が決まったのは卒業式の少し前でした。
就職って決まっていた私でも、
ギリギリまで悩んだのに、
2年生になったばかりなのに、
就職か進学かどちらにする?
なんて言われても答えられないよね。
「まあ、無事に2年生に進級できたし、
夏休み前の三者面談までは、
悩めばいいんじゃない?」と私が言うと、
「まあ、わかった。」と息子が答えて、
この日は終わりました。
のんびり息子とモヤモヤ母
三者面談後、授業料を納めると、
3日ほどで教科書が届き、
2年生がスタートしました。
3か月で25単位取得より、
12か月で31単位取得の方が、
スケジュール的に余裕があるのはわかるけど、
2年生に進級してからの息子は、
なんだか気が抜けているというか、
のんびりしているというか、
ダラダラしているように見えて、
私はモヤモヤというか、
イライラした日々を過ごしていました。
1限目のスタートが9時半とかだし、
朝早く起きる必要が無いのはわかるし、
その日、受ける教科の授業が無ければ、
学校へ行かなくても良いことも、
わかってはいるんだけど、
のんびりゆったり過ごす息子を見ていると、
「普通の高校生だったら朝起きなきゃなのに。」
「普通の高校生だったら平日の昼間に家に居ないよね。」
「普通の高校生だったら」
って言葉が頭に浮かんで、
時には息子に、
「ダラダラしてないで
普通の高校生みたいにちゃんとして!」
とか、
「たまには普通の高校生みたいに、
朝から学校へ行ったら?」
なんてイライラしながら
言ってしまうことがありました。
この頃になると、
息子が通信制高校へ転入したことが、
小学校、中学校の同級生を通じて、
その親にも知られていたので、
近所のスーパーに買い物へ行くと、
普段から親しいママ友はもちろんだけど、
あいさつ程度にしか話したことない人からも、
「息子さん学校辞めたって本当?」
「今ってどこで何してるの?」
「転入したんだ~どんな感じ?」
中には
「元気なかったってうちの子が言ってたけど、
息子君、少しは元気になった?」と
気遣ってくれる内容もあったけど、
ほとんどが、
高校を辞めたあと何してるか知りたい!
という興味本位の人がほとんどで、
その興味は
通信制高校ってどんなとこ?
何する高校?に集中していました。
まあ、それは仕方ないよね。
通信制高校がどんなところかなんて
私も調べるまで知らなかったしね。
でも、子供が問題なく高校へ通っていて、
大学をどこにしようか話しているなら、
通信制高校へ転入することもないだろうし、
聞いてどうするの?
ってモヤモヤしました。
普通の高校生じゃない?
のんびりしている息子と、
モヤモヤが晴れない私。
息子のことを聞かれるのが嫌で、
近所のスーパーへ行かないようにしたり、
行くときは時間をずらしたりしていました。
おしゃべり大好きだし、
スーパーでママ友と会えば、
他愛ない話を延々していたのに、
ママ友や知り合いに会いたくなくて、
買い物先を変えたり、
時間帯をずらすようになる日がくるとは
思ってもいませんでした。
1対1ならいいんだけど、
何人か集まると、
「県外の大学?それとも地元?」とか、
「部活の遠征で今いないの~。」とか、
「修学旅行がもうすぐあるから~準備が大変。」など、
うちは関係ないな~って話で盛り上がるので、
同じ井戸端会議に居るはずなのに、
疎外感?孤独感?を感じるから、
やっぱりここへ来るんじゃなかった。
ってたかがスーパーへの買い物なのに、
気落ちして後悔していました。
今は、
なんであの頃はそんなこと気にしたり、
疎外感や孤独を感じていたんだろう?
って思うんですけど、
あの頃は毎日がそんな感じでした。
息子とたくさん話し合って、
お互いに納得して、
通信制高校へ転入させるって決めたけど、
私の心のどこかにモヤるというか、
後悔というか残念な気持ちがあったのかも。
アラフィフで考え方が古いから、
全日制高校から転入して、
通信制高校へ通うことが、
普通の高校生じゃなくなるのか・・・
って感じていたのかもしれません。
久しぶりに会ったママ友
全日制高校から、
通信制高校へ転入したら、
普通の高校生じゃなくなる
なんて、
そんなわけないのに、
全日制の公立高校へ行って当たり前!
3年間休まず通って卒業するのが普通!
嫌なことがあっても高校を卒業するのが当然!
子供の気持ちなんて考えもしない、
いや、子供に感情や気持ちがあるなんて、
思ってもいない父に、
「これが世間の普通で常識だ!」と
父にとっての普通を刷り込まれてきたから、
私の中の普通はちょっと歪んでいたのかも。
通信制高校へ通うようになって、
息子は元気になったけれど、
私は秋頃までモヤモヤしていました。
そんなモヤモヤしていたとき、
「久しぶり~!息子君通信制高校どう?」って、
こそこそ買い物中の私に、
息子の幼なじみのお母さんが声をかけてきた。
子供が小さい頃はよく一緒に遊んだり、
ママ同士もお茶したりしていたけど、
ここ数年はぜんぜん会っていなかったので、
また興味本位でいろいろ聞かれるのか・・・って
私のモヤッとが発動しそうになったとき、
「うちの子も通信制高校に通いだしたの!
1年半頑張ったけど限界だからって言われて、
通信制高校に転入させたんだ~。」
とサラッとママ友が言い、
続けて、
「1年生の2学期くらいから、
ハブとか無視とかあってしんどそうだったけど、
2年生のクラス替えで変わるかも!って
期待してたんだけど、無理だったみたいで、
辛そうなの見てられなくて通信制にしたら?って
通信制高校に転入させたんだ~。」
と転入に至るまでの経緯を話してくれた。
興味本位で話しかけてこない人が
久しぶり過ぎて拍子抜けしたけど、
モヤッとは発動せずにすみました。
ママ友の後ろに幼なじみもいて、
「クラス替えでも離れられなくて、
頑張れなくなって頑張るのやめました。
今はすごく気持ちが楽です!」
小さい頃と変わらない笑顔で、
話してくれました。
「最初は通信制高校ってなんか未知の世界で、
このまま卒業まで頑張ってほしいな~って
思ってたんだけど、毎朝辛そうだし、
無理やり送り出すのも辛くなってね~。
でも、転入させようって決めてからは
子供もスッキリしたみたいで、だんだん、
明るくなったって言うか、元に戻ったし、
転入させて良かった~って思うわ~。」
晴れやかな顔で話すママ友の隣で、
「今までの高校と違うことばっかりだけど、
しんどくなくなったし、良かったよ~」と
笑顔で話す幼なじみの顔を見て、
私は目が覚めたというか、
思い出したというか、
モヤッとしていたのがバカみたいというか、
表現しづらいけど、
何か腑に落ちたというか、
私の気持ちが変化しました。
モヤモヤが晴れた
毎日辛そうに高校へ通う息子が、
可哀そう、無理させたくない、
なんとかしてあげたい・・・
そう思って、
息子と向き合い話し合って、
通信制高校へ転入させたのに、
私がずっと父に言われてきた
「普通で常識」にとらわれ過ぎて、
普通じゃない事をさせてしまった?
間違いだったかな?
本当に良かったんだろうか?
迷いというか、不安みたいなものが、
私の中にあったんだと思います。
そんな時に、
「子供が以前のように明るくなって良かった!」と
晴れやかな笑顔で話すママ友に会って、
「あっ、別に間違ってもないし、
普通じゃないこともない。
息子が以前のように元気になって、
私も嬉しいんだから、それで良いんだ!」
憑き物がとれたというか、
「もともと息子に元気になってほしかったんだった!」
って本来の目的を思い出し、
普通とか普通じゃないとか、
そんなことは関係ないんだ。
って思えるようになりました。
子供の頃から父親は怖いもの。
父親の言うことは絶対で、
正しいも普通も常識も父親が決める!
そんな環境で育ってきたから、
アラフィフになっても
その思考?考え?から
抜けられなかったんですよね。
今は買い物へ行くのに時間帯をずらすとか、
ママ友達が行かなそうなお店をえらぶとか、
そんなことはしなくなりました。
・・・まだまだこの1年3カ月の間に、
いろいろあったけど、
長くなりすぎたのでここまでにしておきます。

アラフィフ日記ランキング 【最大48倍 4/30限定】 ノベルティ付 アドミラル リュック メンズ レディース 高校生 中学生 大容量 おしゃれ Admiral リュックサック スクールバッグ 軽い 通学 部活 スポーツ 旅行 男子 女子 PC B4 A4 30L SQUARE BACK PACK ASRL-01