こんにちは、こなきあです。
「もういらない。」
友達から言われたこの言葉は、
娘の心に深い傷をつけました。
娘が傷つくのは、
自分が傷つくよりつらいことです。
自己評価とは?
自己評価とは、字のごとく、自分を評価すること。
自己学習の文脈においては、
「自己理解状況を把握したり、課題を遂行した後に、その出来具合を見る。」
といった意味で用いられます。
反対語は他者評価。
なお、自分に対する評価そのものとして、
自己肯定感(自尊感情)を持つことに用いられることもある。
この場合の「自己評価(する)」は英語で、
「self-esteem」といい、自尊心を持つことを示す。
主観的で肯定的な自己評価を自信という場合もあります。
変な気遣い
「もういらない。」
娘がいわれた言葉。
その言葉に、
かなりショックを受け、
フィジカルだけでなく、
メンタルもやられてしまいました。
娘から話を聞いた私も、
当然ですが、
かなり、すごく、めちゃくちゃ、
どの言葉があてはまるか、
とにかく、ショックを受けました。
私に気を遣われたり、
同情されることを、
娘は嫌がるだろうとわかっていても、
気を遣わずにはいられませんでした。
あの話をした日以来、
私の前で泣くことはなかったけど、
めったに泣かない娘の、
泣きながら話す姿が、
私の中に残っていて、
変に気を遣ってしまっていました。
「早く起きないと、遅刻するよ!」
毎朝、ちょっとキレ気味だったのが、
「起きれる?大丈夫?」
これまでのキレ気味はどこへやら?
変に優しい私。
もともと、娘との会話は、
伝言というか、
「明日お弁当は?」
「部活ある?」
など、私が聞いたことに対して、
「お弁当いらない。」
「部活ある。」
みたいな返しがくる、
会話とは言わない感じの
やり取りしかなかったけど、
高熱を出し、
血液内科へ通うようになり、
私と娘で行動することが増えてから、
これまでの伝言ではない、
「会話」が少しずつ増えていました。
少ないなりに会話していたのに、
それができなくなっていました。
娘から学校や友達の話してくる分には、
私も問題なく話せましたが、
私からは「学校」「友達」の
単語は出さないようにしました。
気を遣っている私も、
気を遣われている娘も、
お互いがぎくしゃくして、
居心地が悪い日々が続きました。
モヤモヤする日々
体調以外のことで、
学校へ行きたくない理由がある。
理由を知った私ですが、
娘に何かしてあげられるわけでもなく、
学校へ行く気になった日は、
送迎することしかできませんでした。
娘は私に話したことで、
少しだけ気が楽になったのか、
イライラすることが減って、
以前より自分のことを少しだけ
話してくれるようになっていました。
でも、私に話したくらいで、
娘の置かれた状況は変わらず、
メンタルやモチベーションが、
回復したりあがることはなく、
朝から学校へ行くことが、
かなり減っていました。
遅刻しないで行くのは、週に1日。
遅刻、午後から行く日が週に3日~4日。
心の中では、
毎日学校へ行ってほしい。
できれば遅刻や午後からじゃなく、
ちゃんと行ってほしい。
そう思っていましたが、
なるべく口に出して言わないようにし、
遅刻でもなんでも、
学校へ行ってくれればいい。
そう思うようにしていました。
毎朝、娘の部屋に行き、
「今日はどう?何時に行く?」
本当は遅刻せずに行ってほしかったけど、
休まれるよりは・・・と思い、
娘のご機嫌取りするみたいな、
私的にはモヤモヤがする日が続いていた頃、
週に1~2度ペースで、
娘宛に、通販の荷物が
届くようになりました。
届く荷物の大きさはさまざまで、
受け取らないといけない大きさから、
ポストに入るくらいのものまで。
届く荷物のすべてが、娘の名前。
最初は、
「荷物届いたよ~。」
くらいだったけど、
毎週毎週
娘宛の荷物が届くことに、
「何買ってんだろう?」
「勝手になんかの定期購入でもした?」
これまでは、
届いた荷物のことについて、
何も言わなかったけど、
あまりにも頻繁に荷物が届くので、
思い切って娘に聞いてみました。
「荷物、しょっちゅう届くけど、
何買ってんの?」
「化粧品。」
「そうなんだ。買いすぎじゃない?」
「そんなことない。
必要なものだから。」
それだけ言ったら、
娘は自室に行ってしまったので、
それ以上は聞けませんでした。
高校生がそんなに化粧品いる?
学校にしていってるのかな?
モヤモヤがもう1つ増えてしまいました。
化粧して学校へ行く理由
中学生の頃は、
日焼け止めを塗るくらいだったのが、
高校生になってからは、
日焼け止めを塗っただけだと、
ベタベタするからと、
フェイスパウダーを付けるようになり、
フェイスパウダーを付けただけだと、
まゆ毛がぼやけると、
まゆ毛も整えたり書くようになり、
顔だけ良い感じにしてもダメだからと、
縮毛矯正をして髪を整えて、
とにかく、
朝起きてから学校へ行くまでの、
準備というか、
ルーティンが増えた娘。
「いまどき、すっぴんで学校へ来てる子はいない!」
娘の言葉だけ信じたわけじゃなく、
ママ友に聞いても、
「うちの子もそのくらいやってるよ~。」
の意見が多かったので、
アイシャドウや、チーク、
口紅を付けているわけではないので、
黙っていました。
でも、化粧品を買うこと以外にも、
気になることがありました。
「化粧してないのに、外に出れない。」
「ただでさえ、不細工なのにすっぴんとか
マジで、無理!」
「化粧する時間ないなら学校行かない!」
娘の言葉が、
イライラしているというか、
化粧してない自分を否定するというか、
気にかかって仕方なかったので、
思い切って聞くことにしました。
ちょうど、届いた荷物を持って娘の部屋へ。
化粧品を買いすぎだと注意したことで、
「次はなに?また?」
と言わんばかりの顔した娘。
言い合いしたくなかったので、
・化粧品を買うのを控えるように
・すっぴんでも不細工じゃないこと
・学校へ行くのに化粧は必要ないこと
この3点のみを話そうと決めていたので、
ウザそうな顔している娘の前に行き、
決めていた3点をそのまま言ってみました。
最初は、
「別にいいじゃん。」
「みんなしてるやん。」
「化粧してないと不細工なの!」
私の質問に対して、
ウザそうに返してきましたが、
「誰かに不細工って言われたの?
学校に化粧していかないと、
何か言われるの?」
娘の答えが、本心じゃない、
何かを隠しているように感じたので、
結局、しつこく聞いてしまいました。
最初は同じ答えを返していた娘も、
私のしつこさに折れて、
本当のことを話してくれました。
「もういらない。」と言った友達が、
言われたことで、娘に何か変化がないかを、
別の友達を通して確認してくること。
「いらない。」と言った子たちとは、
2年生になってクラスが離れたから、
接触することもないと思っていたけど、
2年生で私と同じクラスになった別の子に、
わざわざ私の様子を確認させて、
報告させていると聞いて、
落ち込んでいると思われたくない。
化粧することが楽しいと言っていたのに、
「しなくなったね~。」と言われたくない。
「化粧してないと不細工じゃない?」
って言ってたよ!って教えてくれた子がいたから、
学校に化粧して行かなきゃダメ!
不細工って思われたくない!
だから、
化粧は止めない!
化粧品も買うの止めない!
娘の話を聞いて、
娘の決意を聞いて、
私は何も言えなくて、
その日の話は終わりました。
条件付きでOKに。
私がいくら、
「不細工じゃないよ!可愛いよ!」
といっても、
「ママは化粧するの止めてほしいから言ってるだけ!」
そんなんじゃなくて、本当に不細工じゃないと、
何度言ってもわかってもらえませんでした。
毎日鏡に向かって、
化粧して、髪を整えて、
気に入るようにできるまで、
何度もやり直す娘の姿に、
何とも言えない気持ちなりました。
学校に化粧して行くことを、
推奨やOKにするつもりはなかったけど、
他者評価を気にしすぎて、
ピリピリしながら化粧する姿が、
可哀そうに見えていました。
化粧って、気持ちが上がる、楽しいもの!
私の中での化粧はそんなイメージだったので、
ピリピリしながらしても、
気持ちも上がらないし、
楽しくないじゃん!
娘に化粧をやめさせるのを、やめて、
・化粧してもいいけど、
ピリピリしながらじゃなくて、
楽しみながら化粧して!
・他人から見ても、ママから見ても、
不細工じゃないから、
自分のこと不細工っていうの止めて!
とりあえず、この2つを約束させました。
「いらない。」といった子たちが、
なぜ今だに娘のことを気にするのか、
ぜんぜんわかりませんが、
その子たちの言った言葉で、
「私って不細工なんだ!」
「化粧してないとダメなんだ!」
そんな風に自己評価を
下げてほしくなかったのです。
メンタル、フィジカル、自己評価、モチベーション
どれもこれも下がりまくりの娘。
娘が(元)友達に言われた言葉に、
またまたショックを受けた私ですが、
一緒にメンタルやモチベーションを下げるわけにはいかない!
一緒に頑張って、
少しずつでも上げていくしかない!
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