こんにちは、こなきあです。
2022年に入ってから、何かとバタついている我が家。
4月に入ってからもおさまることなくバタついています。
保健室登校が増えていた娘も、無事に3年生になり、
今のところ元気に学校へ通っています。
3年生に進級できるまでにもいろいろありました。
今回はいろいろあったことの中で、学年主任とのことを書きます。
無限ループ
2学期の後半は、週の半分以上が午後から登校。
学校へ行っても教室へは行かず、保健室で自習。
中間テストや期末テストは受けるけれど、模試は受けない。
進路相談なども参加しない、調査表も提出しない。
「とりあえず、高校を卒業すればいいんでしょ?」
「ママが学校へ行ってほしいって言うから行くけど、行きたくて行くんじゃないから。」
「先生もママも卒業したらどうするって聞くけど、わからんから。」
毎日のように娘から言われる言葉。
娘の言葉から、喜んで学校へ行っていないことはわかっていたので、
「せめて、高校は卒業して欲しい。」
その私の思いだけで、娘を車に乗せ学校まで送迎していました。
楽しくない場所へ送迎するのは、娘にとってストレス以外何物でもないよね。
今どき高校を卒業していなくても・・・でも、せめて高校だけでも。
毎回嫌がる娘を学校へ送ることは、自分のエゴなんじゃないか?
「行かなくていいよ、辞めて良いよ。」そういってあげるべきなんじゃないか?
でも、やっぱり高校は出ておかないと・・・無限ループ。
毎日悩む私の携帯に、
「娘さん、保健室登校が多いですが、教室に来てる時は友達と馴染んでますよ!」
言葉には出さないけど「僕が直接注意したのが良かったんですね!」そう言われているような、
どう受け取ればいいのかわからない電話をしてくる先生に、モヤッとしました。
娘の涙
2学期の期末テストも終わり、もうすぐ冬休みに入る頃、
私の携帯にいつもの番号から電話がありました。
「また、担任から電話か~。」イヤイヤ電話に出ると、いつもと違う声、しかも女性。
「学年主任をしています、○○です。娘さんのことで、少し良いですか?」
2学期に一度会ったことのある、娘の口からたまに名前の出るあの先生だ。
なんだろ?またなんかした?ちょっとドキドキしながら「大丈夫です。」と答えた私。
「大丈夫です。」と言いながら、今度はなんだろう?
担任じゃなくて学年主任とか、ビビるんですけど!と心臓バクバクの私。
「今日、娘さんと2時間ほどお話させていただきました。
ママに心配かけてて、申し訳ないって言ってました。」
えっ、そんな風に思ってくれたの?
これまで一度もそんなこと言ったことないのに?
「ママにこれ以上心配かけさせるのは良くない、何かあるなら話してって、
今日だけじゃなく1学期の後半くらいから、娘さんの顔を見るたびに、
何かあるならいつでもいいから話してきてね!っていってたんですけど、
「なんにもな~い」って話してくれなかったんです。
それが、今日、顔を見たときにいつものように声を掛けたら、
いつもの「なんにもな~い」がなく、顔見たら涙目だったんです。」
涙目?人前で泣くことがめったにないあの子が?
やっぱり、嫌がる娘を無理やり学校へ行かせてたのは失敗だった?
出席日数が足りなくなるって先生に言われても休ませればよかった?
娘を学校へ送り届けるたびに、私のエゴでは?娘にとって良いことなのかな?
毎日悩んでいた私は、娘が涙目だったと聞いて、「ごめんね」と「後悔」でした。
いじめです
娘が学年主任に話した内容は、
- ママが送り向かいしてくれるので学校へは来ているが教室で居場所がない。
- 担任が、ママに話すときと自分と話すときで態度が違う。嫌味ばかり言う。
- 進学どうする?将来やりたいことを見つけろ!がウザい。
- 将来とか、長生きするつもりも無いし、いつ死んでもいいと思ってる。
- 自分を仲間外れにした子たちが未だに嫌がらせするのがウザい。
「いつも明るく元気な娘さんが、涙を流して言葉に詰まりながらも話してくれました。
一番つらいのは、家にも遊びに来たことがありママも知っている子たちから、
ラインのグループを時間を合わせて自分以外のメンバーが一斉に抜けたこと。
抜けた後も自分の教室まで様子を見に来たり、関係のない人にまで話を広めて、
興味本位で聞いてくる子がいるのがウザい。ママにはこれ以上心配かけたくないから、
絶対に知られたくなかった。最後は号泣でした。」
娘のことを全て知っている、把握しているなんて思っていなかったけど、
こんなにたくさんのことを娘が抱えていたのかと思うと、涙が出ました。
「今日お電話したのは、娘さんがされたことは「いじめ」なので、
学校としては黙認できないので、会議にかける必要があると判断しました。
あくまで、娘さん本人とお母様の了承を得られた場合なんですが、どうですか?」
学年主任からの「いじめ」の言葉に、
なんというか「やっぱりそうだよね、これっていじめだよね。」よくわからないけど、
娘が抱えていた本当のことが分かったというか、納得できたというか、認めることができました。
学年主任は信用できる?
学年主任から「お母様はどうですか?」と聞かれた私は、
「娘はどうしたいと言っていますか?娘の意見を最優先でお願いします。」と答えました。
正直、「どうですか?」と言われても、学年主任から聞いた話が、
ショックというか、娘のことを何も知らなかった自分に腹が立つというか、
冷静に判断できる状態ではありませんでした。
それに、お願いしたのに勝手に話した、担任教師のこともあり、
学校側からしたら、知ってしまった以上放置できない!
学校として何も対応していないと思われるのは困る!
娘の心配をしているのじゃなくて、学校の体裁を考えているんだとも思いました。
「娘さんは、「大ごとにしてほしくないし、今更どうこうなるとも思ってない。
大ごとにして相手にまた何かされるのはウザい。」そう言っているので、
会議にはかけるけれど、直接、相手の生徒に対して注意したりはしない。
ただ、教師間で共有することと生徒にもう一度、スマホの利用について、
確認のお知らせを出し、再認識させようと思っていると説明したら、
本当に相手に直接言わないのであれば、会議にかけてもいいと言われました。」
娘が良いというのなら、私もそれで良いとは思いました。
でも、私の頭の中に、担任教師がやらかしたことが残っていて、
「直接、相手の生徒には注意しない。」の言葉が信じられなくて、
学年主任に担任教師との出来事を話すことにしました。
担任教師が娘と私との約束をやぶり、
相手に直接話し注意したことで、娘が教室に居ずらくなったこと。
改善されたと思っているのは担任教師だけだということ。
娘は、担任教師だけでなく教師はみんな信用できないと思っていること。
学年主任は、娘から担任教師の話は聞いていたようで、
「絶対に生徒本人には話しません!約束します!
教師の言葉なんて信用できないかもしれませんが、
もう一度だけ信用してもらえませんか?お願いします!」
学年主任の一生懸命な気持ちが伝わる言葉と、
「教師なんてみんな同じ!」教師を毛嫌いしている娘の口から、
ときどき名前の出ていた学年主任だったので、信用してみようと決めました。
娘の思い
学年主任から電話のあった日、娘を迎えに行くと、車に乗ってすぐ、
「先生から聞いた?なんて言ってた?」娘から話しかけてきました。
いつもは後ろの席でふんぞり返ってスマホばっかり触っているのに。
学年主任から電話があって、聞いた話を伝えると、
「一斉にライングループから抜けられたこと、
ママ、知ったら絶対にショックやったやろ?言えなかった。」
「1年生のときずっと一緒におったし、家にも遊びに来てたし、
ママが顔も名前も知ってるから言えんかった。心配するやろ?」
「2年になってからクラスは離れたけど、仲良くしてるって言っておいた方が、
同じクラスの子とはもめてるけど、仲良い子がおるって思ってもらった方が良いと思って。」
後ろの席から、ぽつぽつ話す娘の言葉に、
「ママがショックを受けないように」、「ママが心配しないように」、
私を気遣う、その言葉に涙が出そうでした。
「ママの事より、自分の事心配しなさい!」
運転中に号泣しそうで、そう返すので精一杯でした。
生意気なことばかり言って、私の言うことなんて聞かないし、態度も反抗的で、
人のことを家政婦、運転手って思ってる?こっちがこんなに心配してるのに!
そんな風に思っていた自分が恥ずかしくなりました。
「もう、隠してることないから!」
そう言うと、いつものようにスマホを触りだし無言になった娘。
気のせいか、全部話したよ!って満足しているように見えました。
かなり長くなってしまったので、このあとのことは次のブログに書こうと思います。
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